ぽえむるの部屋



街が色あせる頃

家路を急ぐ人に紛れて

ふとため息をつく

今日もまた一日が終わろうとしている

ポケットの小銭を数え

のれんをくぐる

その一時だけが

幸せなのかもしれない

そんな人生を歩いている


「人生なんてこんなもんさ」

投げやりな言葉が頭をよぎる

潰れたタバコに火も付けずに

暗闇の中に捨てる

止まり木に座り

酔いつぶれている

そんな自分を見つけた時の寂しさ

明日になれば何とかなると・・


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