ぽえむるの部屋



傘もささずに歩く

濡れた歩道にふたりの影を

おとしながら

君の涙が雨といっしょに

流れ落ちる

「泣いてなんかいないわ」

そう言った君の目が

とても寂しそう


雨が降るたび思い出す

君はとてもさみしそうに

肩をすくめて

君の髪が雨に濡れて

光っていたね

僕は君を抱きしめ

別れの言葉を

ささやいていた


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