「本を読もう!」

  

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  日本創業者列伝 著:加来耕三 学陽書房

題名通りの作品です。
皆さんご存知の「岩崎弥太郎」「渋沢栄一」「安田善次郎」など企業立国日本の礎を築いた創業者の生涯を書いています。
時代が後押ししたのも事実ですが、創業者に共通することは皆「寝食も忘れてよく働いた。」ことでしょう。それと「新しい物・システムを作った」まぁ奇想天外な出来事もあり読んでて痛快でした。
ただ一冊に13人+付録13人と幾分駆け足で紹介しているので予備知識の一冊としては良い作品ではないでしょうか。
あとはもっと詳しく知りたい方は個々の伝記を読んでください。

 「新説 邪馬台国の謎」殺人事件 著:新巻義雄 講談社文庫
魏志倭人伝をモチーフにして殺人事件を絡ませた作品です。
私はこの手の作品は非常に好きなジャンルですが「深谷忠記氏」や「中津文彦氏」の方が読んでて面白いと思います。(追って紹介)
「殺人事件」より「魏志倭人伝」の解明の方に重きを置いた作品なので読んでいて少し疲れました。
でも「邪馬台国」の比定地ってほんと多いですね。

 日本史の迷宮 著:三浦竜 青春BEST文庫
不可解な事件をつなぐ謎、謎、謎・・・記されざる闇の真相に迫る歴史推理の醍醐味・第2弾!と表紙の下に書かれています。
「桶狭間の奇襲の謎」など有名な出来事についての謎解きのようですが謎というより真実を検証するってことです。
どうも「ミステリー」の文字が購買意欲をそそるからでしょうか?
内容はごく一般的で「歴史」の入門書としてはまずまずの作品だと思います。

 壬申の乱 著:松本清張 講談社文庫
ご存知「松本清張氏」の清張通史3です。
氏は独自の発想で「邪馬台国」の比定など後人に多大なる影響を与えています。
氏も歴史学者ではないので学会では当然評価はされていませんが説得力のある説には一考の価値ありです。
この作品は「壬申の乱」について彼独自の説を展開しています。

 天皇と豪族 著:松本清張 講談社文庫
ご存知「松本清張氏」の清張通史4です。
氏は独自の発想で「邪馬台国」の比定など後人に多大なる影響を与えています。
氏も歴史学者ではないので学会では当然評価はされていませんが説得力のある説には一考の価値ありです。
この作品は古代天皇とそれを取り巻く豪族について彼独自の説を展開しています。

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