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黄泉の王−私見・高松塚 著:梅原猛 新潮文庫 |
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私の好きな梅原猛氏の著書です。 彼の著書である隠された十字架・神々の流竄(後日紹介)についで3冊目に読んだ本です。 氏の考証の原点は「日本書紀」ではなく「万葉集」を多用しているのが一つの特徴だと思います。 なぜ歌が作られ、残させたのか? そこに当時の人が後世にメッセージを残し何かが存在したのです。 高松塚の埋葬者(被葬者)は未だに謎に包まれています。 その玄室の華麗さと大きさ(小ささ)の特異性と秘匿性が物語っています。 |
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信玄の呪縛 著:井沢元彦 角川文庫 | ||
かれこれ四年前に読んだ本なので少し読んでみました。 井沢氏の小説はほとんど読んだのですが非常に文章もしっかりしていて読みやすい作家の一人です。 この作品は戦国時代天下獲りに一番近い信玄の突然の死に対し、その死を隠すためその亡骸を何処かに隠したことを大学の研究会のメンバーがその墓を探すのと殺人事件を絡ませた「歴史ミステリー」です。 この手の話しは一冊で「歴史」「ミステリー」を楽しめるので非常に楽しい内容です。 歴史もしっかり書かれているので面白いです。 |
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奥州平泉 黄金伝説の殺人 著:中津文彦 祥伝社文庫 | ||
氏も私が好きな作家の一人です。 井沢氏よりも癖がなく正統派の歴史ミステリーを書いています。 この本は「長州・萩の殺人」「玄海灘の殺人」「川中島の殺人」と表題の四つの短編からなっています。 その分内容にボリュームがないのが残念です。 今後各項目を1冊づつの長編ミステリーに書き下ろして頂きたいと思います。(結末わかってるけど・・。) |
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平安鎌倉史紀行 著:宮脇俊三 講談社文庫 | ||
タイトル通りの紀行文です。 素直に歴史を書き込んでいる正統派と言っていいでしょう。 紀行文だけあって読んでいて自分も一緒に旅をしている錯覚に陥るのは丁寧な文章の賜物なのでしょうか。 実際自分の足で現地に行き、自分の目で見、自分の感性で文に仕上げる良い作品だと思います。 |
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日本史を操る 興亡の方程式 著:中津文彦 PHP文庫 | ||
組織とは興り、栄え、滅びていきます。 栄枯盛衰の方程式を歴史上の実例によって明らかにしていきます。 「滅亡の方程式」から学ぶことにより「組織」を興隆に導いていくことが現在の組織運営に必要なことかもしれません。 歴史とは年表を憶えるだけが歴史ではありません、学ぶことが大切なんです。 「奥州藤原氏」「徳川幕府」「鎌倉幕府」「帝国陸海軍」について書かれています。 |
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